megahertzの所有するポンコツ2輪と4輪を貴重なインターネットリソースを使って整備日誌代わりにする亡備録です。
スバル360/ホンダスポーツS600/メグロSG
ホンダドリーム50/ホンダモンキー/ほかいろいろ。
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長らく作業が止まったままのエスロクことS600ですが、
キャブが帰ってきた事と、時間的にやや余裕が出来たので作業再開です。 オーバーホール、というよりも、もはや修理に近い状態のキャブレターを キャブ屋の中でもとりわけ評判の高い山之内キャブレターに修理を依頼。 ここのキャブ修理・再生には定評があり、特にカワサキの銘車、Z系やW系などのキャブレターではリペアキットを売り出すなど、スペシャルワークショップして有名なキャブ屋です。 最終的にボディは部品取のものを使用し見事に再生されました。 ブリーザーパスのネジもすべてM径が一致しています(笑) 引っ張ると折れた錆だらけのスプリング類もすべて新品になっており、 バタフライチョークのプレートもツライチになっていて、最初に見たときは新品と見まごう出来に感動しますよ!(使わずに部屋に飾りたいくらい) 肝心の機構はフロートバルブ交換とニードルジェット製作、各ガスケット・Oリング製作・交換となっており殆どのOHを受けています。 スペアのボディの方が程度が良かったという事なのでしょうが、ちとショックを受けました(笑) また、キャブレターのアンダーステーを入手。 コレでした。むむ・・・ 自作とか書いてたけどコレは作りづらいなぁー。ゴムの緩衝材が入っているし。細かいなぁ、仕事が。 閑話休題。 前オーナーから車体と一緒に受け取っていたフルトラキットがこれ。 Made In U.Kの舶来品ですが中には何故か日本語で書かれた配線説明書が入っていました。 イギリスのLumenition(ルーメニション)という会社の製品でGoogleで検索すると日本でも販売されています。 このルーメニションのフルトラキットの最大の特徴は光学式。 まあ、パソコンのボールマウスと同じ発想で、発光LEDとフォトカプラの組み合わせで4枚の羽が断続する事で点火タイミングを制御します。 「非接点」方式のためコンタクトブレーカー(いわゆるポイント)要らずな所がミソです。 和光テクニカルのセミトラキットは確かに生産終了になりましたが、ヤフオクで高騰するセミトラキットの代替品として使えそうです。 命とも呼べる電気系統をイギリス製に任せていいのか、と言う点では論議を呼びそうですが(笑)ポイントのコンデンサもポイントもヒールも35年分の経年劣化で傷んできているので何れにしろリスクは抱えていますし、選べる選択肢はもうありません。デスビに改造は要らず、ボルトオンで付きますし、戻す事も出来ます。そもそも私のSはコンデンサが死んでいます。(笑)イグニッションコイルだって何れ死んだらVWワーゲン用のBOSCH製ブルーコイルを取り付けるつもりです。(2500円) S専用型番はLCK651ZDでS600/S800専用型番になりますが、 デスビのフィッティング以外(つまりセンサー以外)はすべて同じユニットのようなので自作派ならばフィッティングの流用も十分可能でしょう。 多くの60's/70's車の電装にセミトラあるいはフルトラという選択は電装系統に問題を抱える車にとっては非常にリーズナブルな選択肢だと思います。また、十分にキャブレタが整備された車両ならば、立ち上がりの鋭い電圧特性を活かすことで始動性が向上する事は明白ですのでこの「文明の利器」を付ける決断をしました。 フィッティングや始動性については後ほど。 あ、そうそう、パーツを探すためにWebをさまよっていたらこんなページが。■■■ 海の向こうではヤフオクに出ても瞬殺で無くなるエスハチのシリンダスリーブが普通に売っています。(注:単価はEuroです。) 他にも物欲をそそるパーツ類が・・・。 さすが、Sは奥が深いなぁ。 PR
週末の雨が続きますねぇ・・・
このblogの名前のとおり、青空整備が日常茶飯事なのであります。 雨対策はボディーカバーを常用しいる訳ですが、風の強い日は車体とのサイズが合わないために吹き飛ばされる事が多々あります。 これを何とかしないと唯でさえ錆を呼ぶ車体の腐食が一層進行してしまいます。 よくある手はおなじみパイプ車庫ですが、ヤフオクで1万5千円の破格品を発見、オーダーしました。 前幕と後幕(入口の部分のカバー)が別売りですがあわせても2万2千円です。天幕(屋根に当たる部分)が値段によって耐久性が異なるようですが、替えの天幕も安いので問題はありません。ヤフオクで安い順にソートしたもの。 意外に安いですね。シートが紫外線に晒されるので持たないようですが・・・。 ともかく、2年に2回ボディカバーを買い換える生活からおさらばできそうです。 設置時にこの車庫の天幕(ナイロン地)にある小細工をしてみようと思います。
キャブは何とか取り外しに成功し、OHの発送準備が整いましたが、問題はドンガラになってしまったエンジンルーム内で電装系統のトラブルシューティングを開始します。しかし、日が既に傾いてきたのでピンポイントな解析が必要になりました。
今回問題な点はただ一つ。 ・点火系統の火花がまったく飛ばない事 ですので、先日の図面どおりに各部の導通があるかどうかをメインにチェックしていきます。 1.バッテリー+からキーシリンダ、レジスタ端子まで キーをONにした状態ではバッテリ+とレジスタまでの回路へ電気が流れ、レジスターからコイルへ入り、火花を飛ばす準備ができる事になります。 キースイッチがON状態で1の経路は抵抗値こそ高いものの、導通があるので問題がないと見ていいと思います。 次にイグニッションコイルに接続されるレジスタの焼損を疑います。 導通もあり、一定の抵抗値を示しています。 Spec:1.4ohmに対して1.6ohmですから問題ないと思います。 次にイグニッションコイルを疑います。
今週はキャブの取り外しと電装修理のリベンジをお伝えしようと思います。
先々週にもぎ取りスペアのキャブレター洗浄を載せましたが、 これは正真正銘、車体付属のついこの前まで実働していたキャブですが・・・ 純正と何が違うかお判りの方も多いはず。そう、ボルトの形状とサイズが違います。しかもこのボルトは純正よりも径が大きいようです。 ねじ山もナメ気味なのかしっかりと締まっていません。 しかも右側のキャブにいたっては、あるはずのない現代的なスタッドボルトが出ています。 ブリーザーバスを外してみると・・・ びっくりですねぇー、右と左でボルトの締結方法と径が異なります。 きっとこんな状態だけで済むとも思えないので、どんどんバラします。 エンジンを下ろさずにキャブを下ろす方法としては、 1.インマニごとはずす。(マニュアル指示) 2.インマニとキャブを止めるボルトを外してキャブだけ取り外す。 この2式ですが、インマニを外すにはラジエタークーラント(冷却水)を抜かなければならないのと、ガスケット再製作の仕事になるので、迷わず2番をトライです。 しかし下段のボルトはソケットやT字レンチが入っていきませんからこれを使います。 10mmコンビレンチ 全長が短いので簡単に廻す事が出来ます。(左側のみ) さて右側はどうするかというと、狭くてレンチが入らないので10mmボックスにエクステンションを取り付けてみる事にします。 入りましたが、ちょっとオフセットしていますから危険です。 固着でない緩め位なら行けそうですが締めるときは別の手段が必要です。 T字などは入りませんでした。 このヘンテコなボルトに構っていると夜中になってしまうので速やかにマニホールドからキャブを離脱させます。 この前にスロットルワイヤー・チョークワイヤ、ブリーザーチューブ・燃料ホースをそれぞれキャブ・ブリーザーパスから分離させておきます。 ここでもう一つ見たくない新発見。 マニュアルではキャブのボディの自重を支えるためのテンショナーがあることが明記されていますがそのようなものがこの車にはありませんでした。丸の部分がステイの固定ボルト部分。 このステイを付けないと最悪の場合、キャブの自重と振動衝撃でマニホールドにクラックが入る模様。実際もぎ取りしてきたキャブについていたインマニはクラックを修正した溶接痕がありました。 キャブとブリーザーパスは自重がかなりあり、とても重いのでそのまま運用するのは危険だと思います。 ステイはDIYショップ(いわゆるホームセンターですな)で板金を設えてみる予定。
S600のサービスマニュアル(整備要領書)をゲットし車検に向けて整備を始めたが、
わずか2年の間に傷みが出てきている部分を見つけたので紹介。 1.ガソリンタンク ヤフオクでも目玉が飛出るほど超高価(25万~)なこのレアパーツ。 実車に取り付けられているこのアイテムには旧車にしばしば見られる問題がある。 それがこれ。 ご覧のとおりイイ感じのヤレ具合(サビ)である。 このお陰でせっかくセッティングしたキャブは詰って不調になるし、間に噛ませたストレーナー(燃料フィルタ)は目詰まりするわ、で大変なことに。 以前YAMAHA YSR50というレプリカゼロハン(50cc)車のOHを行って散々な目に遭ったがこれはそれすら凌ぐほどの厳しいコンディション。 もうパテで穴塞ぐことくらい何でも無いじゃないの、という状態・・・。 で、ここからが主題。 「いかに要領よくタンクを開腹せずにサビを取って再発防止策をいれるか?」 一昔前はサンポール(トイレに使うアレ)に鎖を投げ入れてひたすら力任せに振り続けてサビをとる手法が一般的だったのだが、これは酸を使うため再発防止策を行わずに投入するとサビは取れるが、数日で再びサビて来てしまうので、今回はサンポールはやめて、これとこれを使う。 POR-15 Metal Ready&Tank Sealer POR-15は旧車専門誌のOldTimerとかNostalgicHeroなんかでおなじみのサビをコーティングする強力なサビ止めペイント。評判は上々だがやや高価。だが、これをタンクに使うとPOR-15がとろけてしまうらしいので同じPORが出しているTank Sealerというものを使う。 タンク内部の下処理はMetalReadyを使う。 Metal Reayはサビた下地をリン酸皮膜で処理するコーティング剤。 以前はCRCのラストリムーバー For Professional@1000円位?を使用していたのだが、megahertz所有の乗り物のサビには一向に効かないため今回は上記のPOR-15が作っているメタルレディー@3000円位を使用してみる<-今まで使ったことはない。 同じくPOR-15のメーカの製品にはTank Sealerというタンク用コート剤があるのだがこれを買ってきて試す。 そこで以前通販で買っておいたこれをキャブの錆びている鉄パーツ部分でそれぞれ試し良い方を燃料タンクの錆取りに使ってみることに。 平和新開発研究所 RSR-1000 @2500円/本 臭いは明らかに酸系のキツイ臭いなのだが酸は上記のサンポールの件で苦い思い出があるのでやや躊躇。錆止めというか中和剤?のようなものが 結果は・・・乞うご期待! |
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